初めての1周忌

菊 エッセイ

昨日は父の1周忌でした。まだコロナ渦ということで、葬儀同様家族のみで済ませました。葬儀の時もそうでしたが、初めてのことで何を用意したらよいか、何をしたら失礼にならないのか。ネットで調べたり、知人に聞いたり。終わってみると、家族のみなのだし、取り返しのつかないような失敗はそうそう起こらないですね。そしてネットで調べても、本当にこれでよいの?あの人はこう言ってたよ…と疑問は尽きません。そこで、お寺に直接聞く!のが一番でした。我が家の場合、位牌は持って行くの?遺影は持って行くの?供物はどのくらい用意するの?でした。ご存知の方からすれば、どれもそんなこと?な内容かも知れませんね。だからこそ聞きにくかったのですが、思い切って聞いてみました。位牌に関しては、白木位牌があるので持って行かなくても良い。遺影は小さいものをお待ちになる方もいますが、なくても大丈夫ですとのことでした。「他に準備するものはありますか?」とお尋ねすると「お花1対と、供物、果物とお菓子ですかね。」ということでした。「お菓子はどういったものを?」とお尋ねすると「特にこちらから指定はしてないのですが、何でも良いですよ。」とのお答えでした。供物をお願いした生協さんによると「お寺によっては、おまんじゅうを持ってきてくださいというところもあるようですよ。」と言われたこともあって、聞いてみることにしたのでした。供物も作ってくださるスーパーが少なくて、驚きました。デパートや果物専門店などなら間違いなかったのでしょうが、リーズナブルに済ませたいこともありましたので。祭壇を見ると、左右にお花があるように供物を乗せる高坏も左右にあって、それぞれに果物とお菓子が供えられてあり、なるほどそう乗るのか…と思いました。私は、常々神様などいないと思っていて、父が亡くなって初めてお寺と接点を持ったので、正直面倒くさいなぁと思っておりましたが、住職の息子さんの副住職にやさしく対応していただき、無事気持ち良く法要を終えることができました。修行しているんだから当たり前じゃないと言われるかもしれませんが、実際お寺とのやり取りで嫌な思いをしてる人もいます。最近は人の優しさって当たり前じゃないんだなぁ…あてにしたらいけないものなんだなぁ…と思うことが多々あるので、優しくされると本当にありがたいと感じてしまうのです。お天気も良くて良い1日でした。

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